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仮住まいの探し方

2024.12.15

テーマ: コラム 

家を建て替える場合、仮住まいに住む必要があります。
しかし、仮住まい向けの物件は数が少なく簡単には見つからないですよね。

今回のコラムでは、建て替えを検討している人に向けて、仮住まいの探し方を解説していきますので、ぜひ参考にしてください!

仮住まいとは?

まず仮住まいとは何かを簡単におさらいします。仮住まいとは、建て替え時に一時的に生活する仮家のことです。簡単なリフォームであれば住みながら工事を行うこともできますが、大規模リフォームや建て替えの場合は住みながら工事をすることはできないため、仮住まいに引っ越しをする必要があります。

仮住まいにはどんな種類がある?


仮住まいというと、アパートやマンションを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、実はアパートやマンションの他にも仮住まいはあるのです。

賃貸物件:希望エリアや賃料、部屋の広さなどの条件から物件を選ぶことができます。

短期賃貸物件(マンスリーマンションなど):駅近の物件が多く、 1ヶ月単位から契約できます。賃料は同じ条件の賃貸物件より割高になりますが、初期費用が契約手数料のみに抑えられます。家具付きの物件がほとんどであり、上手に利用すればコストを抑えて仮住まいを確保できる可能性があります。

しかし、マンスリーマンションなどは単身者向けのプランが多く、家族で入居できない場合があるので注意してください。また、多くの物件がペット飼育不可のため、家族・友人やペットホテルに預かってもらう必要があります。

 賃貸物件(戸建て):アパートやマンションだけでなく一戸建ての物件がある場合もあります。戸建ての場合、間取りや広さも含めて選択肢が広いです。デメリットとしては初期費用や公共料金の支払いが必要となります。

ホテル:あまり一般的ではありませんが、ホテルを仮住まいにすることもできます。ホテルの最大のメリットは初期費用がかからないことです。しかし、宿泊料金は平日・休日で変動する場合があり、土日や長期休暇中は費用が高額になることもあるため長期間の仮住まいとしては不向きです。また、家族で長期間住むには向いていないといえます。

工務店が貸し出している仮住まい:工務店の中には仮住まいとして提供できる物件を持っている会社もあります。敷金礼金の支払いが必要なく初期費用が安く済む場合もありますが、立地や間取りの選択肢の幅があまりないことが多いです。
ちなみに…木づつみでは、建て替えや大規模リフォームをご契約いただいたお客様に向けて、東村山市内に戸建ての仮住まいを2棟、アパートを1室ご用意しております。また、こちらの3件は全てペットの飼育も可能です。

それぞれのメリットデメリットについては別のコラムでさらに詳しく説明しているので、ぜひこちらも併せてご覧ください!

仮住まいの種類や費用とは?

仮住まいの探し方

仮住まいはどのように探したら良いでしょうか。

インターネット:情報量が多いので希望エリアの物件や家賃相場がどれくらいか分かりやすいです。希望の条件を入力すればそれに合った物件が出てくるため気軽に探すことができます。

不動産会社で探してもらう:地元に密着した不動産会社では自宅周辺の物件が探しやすく、大手の不動産会社やインターネットでは取り扱っていない物件を紹介して貰える可能性もあります。しかし、仮住まいの場合、一般的な不動産会社では断られてしまうケースもあります。仮住まいということを隠して契約する方も時々いるようですが、後々トラブルになるのを防ぐため、「仮住まいを探している」ということを事前に伝えましょう。

仮住まいを探している人の悩み

仮住まいを探している方に多い悩みを2つご紹介します。

・短期間で借りられる物件がない
一般的な賃貸物件は2年契約の物件が多く、仮住まいのような短期間の契約は、退去後のクリーニングを頻繁にしなければならないため、貸主からすると負担が多く、応じてもらえない場合があります。

・ペット飼育可能の物件が見つからない
そもそも賃貸物件の中でペット可の物件は少なく、さらに短期で借りられる物件を探すのはとても大変です。希望の賃貸物件が見つからない場合は、エリアや築年数などの希望条件を下げて探してみてください。また、費用はかさんでしまいますが、ペットと一緒に泊まれるホテルに宿泊するという手もあります。

仮住まいを探すときのポイント

仮住まいの期間:まずは工事にかかる期間を確認しましょう。建て替えの場合の仮住まい期間はおよそ半年~1年です。ただし、工事は計画通りに進まない可能性もあるため、仮住まいの契約をする際は、解体から引渡しまでの期間+1ヶ月で余裕を持って契約するのがオススメです。

仮住まいにかかる費用:家賃は仮住まいの種類により大きく変わりますが、共通してかかるのは入居・退去の際の引っ越し費用です。また、仮住まいの種類によっては家賃の他に敷金礼金がかかる場合があります。仮住まいの費用は住宅ローンが使用できないため、実費で用意する必要があります。工事期間が延びる可能性も視野に入れて、多めに見積って準備しておくことをオススメします。

物件の広さ:仮住まいの物件の広さは費用を抑えるためにも、元々住んでいた家と同じ、もしくは少し狭いくらいの物件がおすすめです。
家族構成ごとに必要な間取りの目安をご紹介します。

夫婦のみ        1LDK
夫婦のみ、夫婦+乳幼児 1R・1DK
夫婦+小学生      1DK・1LDK・2DK
夫婦+中高生      1LDK・2DK~

交通のアクセス:仮住まいといっても半年~1年は住むことになるので、駅やバス停からの立地も考慮すべきポイントです。通勤・通学で電車、バスを使う方は特に気を付けてください。その他にコンビニやスーパー、病院など日常生活に必要な施設が近くにあるかも確認しましょう。

仮住まいを探すときの注意点

工事が延長になった時はどうする?
自然災害や、工事内容が変更になった場合など、工事期間が伸びてしまう可能性もゼロではありません。自然災害での延期は予測できないことではありますが、なるべく早めに不動産会社に相談するのがおすすめです。契約延長できない物件に入居してしまった場合、新たな物件を探さなければなりません。事前に延長可能かどうか確認しましょう。

インターネット契約の料金はどうする?
築年数が古い賃貸物件の場合、インターネット回線がない場合もあります。しかし、インターネット契約は短期間で解約してしまうと違約金が発生する場合もあるので注意が必要です。移転手続きをすれば現在契約中のインターネットが使える場合もあるので、利用している会社へ確認してみましょう。ウィークリーマンションやマンスリーマンションは基本的にインターネットに対応しています。

 荷物はどうする?
マンスリーマンションなど、部屋が狭くて荷物を運びきれない場合はトランクルームなどを借りることをおすすめします。しかし、荷物が増えればその分費用もかさむため、荷物は最小限にしましょう。この機会に処分するのも良いのではないでしょうか。また、トランクルームを借りる場合、セキュリティや温度・湿度の管理がしっかりしているか確認しましょう。屋外型の場合、天候の影響で温度・湿度が一定でない場合があります。繊細な管理が必要な荷物を保管するのは避けた方がベストです。

まとめ

今回のコラムでは仮住まいの探し方について解説してきましたが、いかがでしたか?仮住まい探しは想像以上に大変で時間がかかるものです。そのため、工事の打合せと同時並行で探すのがベストです。

最後に、仮住まい探しのポイントをおさらいします。

・引っ越し直前ではなく、余裕を持って物件探しを始める
・部屋の大きさは現在の住まいと同じかそれ以下にする
・工期+1ヶ月の余裕をもって契約する
・荷物が入りきらない場合はトランクルームを契約する

仮住まいに引っ越した後に必要な手続きについてはこちらのコラムでご紹介していますので、仮住まいが決まった方はぜひ参考にしながら手続きを進めてください!
仮住まいに必要な手続きとは?