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地震大国日本で地震に耐えうる住宅とは  100年先を見通した住宅づくり

2026.05.01

テーマ: コラム 

日本の住宅と地震について

日本は世界屈指の地震大国です。日本列島は地震の原因となるプレートがぶつかる場所にあるため、地震が起きやすく、その被害も甚大です。

2024年1月1日に石川県能登地方を震源として発生した能登半島の地震では、石川県を中心に被災地全体で約16万5千棟の住宅が被害を受け、2万4千棟以上が倒壊・全壊しました。これからは南海トラフ地震、首都直下地震ともに30年以内に発生する可能性がかなり高いとされており、想定される被害もより大きいものになると予想されています。

このように日本に住んでいる以上、私たちの生活と地震の被害は密接な関係にあります。地震大国日本において、安全に、安心して暮らしていくにあたって重要なのが住宅の耐震、制震です。皆様、耐震に関しては一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?今回は耐震、制震について紹介していこうと思います。

あらためて耐震とは?

耐震とは、建物自体の強度をあげることで地震の揺れに耐え、建物の倒壊を防ぐという考え方です。

また、耐震には1から3までの耐震等級というものがあります。これは住宅の地震に対する強さを表す指標で、数字が大きいほど地震に対する強度が高くなります。

等級1は、建築基準法比での最低基準となっており、震度6~7の地震で即座に倒壊・崩落しないレベルです。これはあくまで倒壊・崩落しないというだけであって、建物自体のダメージはゼロではありません。

等級2は等級1の1.25倍の地震に耐えることができ、学校や病院など避難施設レベルの耐震性です。長期優良住宅は、耐震等級2以上で認定されます。長期優良住宅とは、国土交通省の定義に基づく長期にわたり良好な状態で住むことができるための措置を講じられた優良な住宅のことです。

等級3は、耐震等級1の1.5倍の地震に耐えることができます。等級3は最高等級で、耐震等級1の1.5倍の地震に耐えることができ、災害後も住み続けられる可能性がかなり高いです。当社ではこちらの耐震等級3を標準仕様としております。

耐震のデメリットとしては、建物は強いため地震に耐えることができますが、揺れ自体はそのまま伝わってしまいます。揺れを抑えるためには別の工夫が必要です。ここで必要なのが制震性となってきます。では、制震性とは具体的にどんなものでしょうか?

制震とは?

建物や構造物にダンパーなどの装置を設置し、地震による振動エネルギーを吸収することで、揺れを素早く抑える技術・構造のことです。揺れ幅を抑えることによって、建物へのダメージを軽減することができます。

また、ここで登場するダンパーとは、地震の揺れを吸収し、建物を守る役割を果たしてくれます。ダンパーには主に3つの種類があり、粘着性ダンパー、鋼材ダンパー、オイルダンパーがあります。

粘着性ダンパー

特殊な粘着性のゴムを使用し、地震の揺れを効率的に熱エネルギーに変えて吸収する仕組みです。

鋼材ダンパー

金や銅といった金属を使用し、地震の揺れによって金属が変形する際に発生する熱エネルギーによって地震の揺れを軽減する仕組みです。

オイルダンパー

オイルを使用し、液体の抵抗を利用して地震の揺れを効率的に熱エネルギーに変換し、揺れを吸収する仕組みです。

これらのダンパーを利用した制震によって地震の揺れを大幅に軽減し、繰り返し起こる余震からも建物のダメージを抑えることができます。

木づつみでは、地震の力を分散する面材を耐力壁に使用し、これに加えて地震の衝撃を吸収する制震テープ加工によりお家全体にダンパー機能を持たせています。

耐震と制震の違いとは?

ここまで建物の耐震と制震について紹介しましたが、耐震と制震の違いはなんでしょうか?比較してみましょう。

上記の図のように、耐震と制震、それぞれのメリット・デメリットがあります。どちらを選べばより安全、安心なのでしょうか。より長く、100年先も暮らせるお家に近づけるには、両方組み合わせることが重要になってきます。

家づくりにおいて、
耐震と制震どちらが必要

結論、どちらも必要です。耐震と制震、それぞれの特徴を組み合わせることにより、繰り返しの地震にも耐えられるお家を作ることができます。

2016年の熊本地震では、震度7の地震が2回発生し、震度6強を2回、震度6弱を3回、震度5強、震度5弱を計12回以上観測するなど、大きな揺れが繰り返し発生しました。この地震では、1回目の揺れには耐えられるものの、その後繰り返される揺れによって建物が倒壊したケースが多く報告されたようです。これは、1回目の揺れで建物自体が損傷し、耐震性能が低下した状態で、再び強い揺れに襲われたことによって建物が耐え切れずに倒壊したと考えられています。

このような前例から見ても、今後起こりうる繰り返し地震、南海トラフ、首都直下地震においても倒壊することのない安心安全のお家づくりを目指すには、建物自体の強化である耐震だけでなく、繰り返しの揺れに強い制震を加えることが重要であると言えます。

工務店選びのポイント

後悔しないお家づくりをするために、一生ものである大事なお家づくりをともにするパートナー、工務店の選び方の9つのポイントについてご紹介したいと思います。

第三者による現場監査を実施している

・第三者検査機関による施工チェックを実施している

・工事工程ごとに複数回の検査を行っている

・工事中の見えない部分を写真で確認できる

 

いつでも現場に行ける

・工事中の現場をいつでも見学できる

・現場の進捗や施工状況を確認できる

・家づくりの過程を共有している

 

お家の完成に保証がある

・完成引き渡し保証制度に加入している

・万が一でも工事が引き継がれる仕組みがある

・完成まで責任を持つ制度がある

 

高気密・高断熱の実施が確認できる

・実物件のUA値・C値を公開している

・全棟で気密測定を行い、立ち会える

・気密測定は補修が可能な工程で実施している

・性能報告書で性能を確認できる

 

耐震等級3+制震対策を実施している

・耐震等級3を取得している

・許容応力度計算方式で構造計算をしている

・断熱欠損なく制震対策を行っている

 

長期優良住宅である

・長期優良住宅の設定基準を満たしている

・壁内の防露対策を行っている

・湿気に強い断熱材を使用している

・断熱材に結露に対して保証がある

 

結露保証がついているか

・60年無結露保証がついているか

 

パッシブ設計を採用している

・太陽光の光を取り入れる設計をしている

・風の通り道を考えた設計をしている

・土地条件に合わせた配置計画をしている

 

オーナーの暮らしを確認できる

・先輩オーナーさんのお家を見て話も聞ける

・実物件の実測データを開示してくれる

・温度の実測データを開示してくれる

 

以上お家づくりで後悔しないための9つのチェックポイントです。お家づくりで後悔する原因の多くは、完成後には見えない部分です。構造見学会、現場見学会など気になる会社で開催されているかチェックして、ぜひ参加してみましょう!

品質、性能、保証、暮らしやすさ、見えない部分まで確認することが後悔しない家づくりに繋がります。

まとめ

お家は一生ものであり、私たちの生活においても非常に重要な役割を果たします。

木づつみでは、お客さまと職人、そして私たちスタッフとが信頼で結ばれる家づくりを大切にしており、高耐震・高耐久の住まいで地震などの災害から大切な家族を守ります。南海トラフ地震、首都直下地震など大型の地震が発生する確率が高いとされている中、これから100年暮らすお家をつくるために必要なのが、今回ご紹介した耐震、制震です。

このコラムが皆様の暮らし、家族を守るために重要なお家づくりの参考になれば幸いです。最後までご覧いただきありがとうございました。

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