ご両親が住まわれていたご実家を“家族が集える”場所にしたいという思いを受け工事をさせて頂きました。
随所に建て主であるご両親の趣の残る建物。
銅板雨樋や採光の取れる無双付きの木製雨戸は痛みを補修。
凍て割れの瓦を下ろし板金葺きへ。
ご両親との思い出が沢山残る大切な建物。
痛みのある箇所を交換するのではなく古き良きを活かし建築当初に近づける。
そんな時間を巻き戻す工事となりました。
・フランス丁番付きのトイレドア
階段下収納扉に再利用
・当時の板金職人によるステンレスの手造り洗面台
収納部の補修と扉を交換し再利用
・モダンなダイニングの隣には炉縁のある和室
動作が困難だった猫間障子も補修と貼り替えで元通りに
・採光の取れる無双付きの木製雨戸
すり減ってしまった‘猿’を交換し羽目板仕上げに
・玄関ホールはスペースを広げ手洗いボールを設置
・玄関ドアを交換し袖壁を羽目板張り
木製格子は補修し塗装仕上げ