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結露を防ぐためにはどんな対策をするべき?結露の発生原因と対策を詳しく解説!
2024.06.01
テーマ: コラム
湿度の高い季節が多い日本では、窓やサッシに水滴がびっしりとついているお家が多くあると思います。「拭いても、拭いても発生している結露に悩まされる。」こんな経験ありませんか?窓を拭いている時間、窓の数が増えれば増えるほどたくさんの時間を要してしまいます。この時間がなければ他のことができるはずです!
結露が発生する、その結露を放置するとカビやダニが繁殖し始めます。今回は、結露によるお家や住む人への被害と対策を詳しく解説します!
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結露の発生原因とその仕組み
まず初めに「結露」とは、室内の空気中に含まれる水蒸気が、室外との温度差によって冷やされることで水滴に変わる現象のことです。お家の中では、窓に発生することが多いです。空気には、含むことのできる水蒸気の量が決まっており、暖かい空気ほどその容量が多くなります。その暖かい空気が外気で冷えた窓などに触れることで、空気の温度が下がります。温度が下がったことで、含めなくなった水蒸気が水滴になり、「結露」として留まります。
この結露の仕組みから、結露の発生原因とは空気の温度差があることといえます。つまり結露の発生場所は窓だけではないのです。窓以外の発生しやすい場所とは、お風呂や玄関ドア、壁、部屋の隅が例として挙げられます。このように、空気の温度差がある場所には要注意です。さらに目に付きづらい、家具の裏側、押し入れ(クローゼット)、床下などにも、注意が必要です。
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結露と健康への影響
結露によりカビやダニが発生し、増殖することで「シックハウス症候群」といった健康被害を起こしてしまいます。「シックハウス症候群」とは、建材、家具、日用品などから発せられる化学物質やカビ、ダニ、ハウスダストなどが室内に充満し、それを吸い込んだり肌に触れたりすることでさまざまな症状を引き起こす病気のことです。よく耳にする「ハウスダストアレルギー」もこの「シックハウス症候群」の一つの症状です。
実際にどのように影響が出るのか解説します。結露が原因でカビが発生し、カビをエサにするダニが集まって増殖するというのが大きな流れです。カビの胞子やダニの体や死骸、フンがアレルギー疾患(喘息やアトピーなど)の原因(アレルゲン)となります。また、カビの菌糸から出る酵素が化学変化し、VOC(揮発性有機化合物)といった有害物質の発生が確認されています。これは、現在シックハウス対策法で使用が禁止された塗料や接着剤から揮発しているものと同じです。つまり結露への対策を行わなければ、塗料や接着剤の使用を減らしてもシックハウス症候群が続いてしまいます。
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結露がお家に与える影響
結露の被害の影響は人間の体だけではなく、皆様がお住まいになられているお家にも影響します。先に説明したように、結露による湿気は、窓に水滴がつくことだけではありません。天井や壁、床などのカビや腐食、サビなどにつながり、お家の耐久性や性能を低下させる可能性があります。また結露は日常では目にすることのない、壁紙の中(石膏ボードなど)や床下などにも発生するため、気が付かないうちに、内側から腐食が進むこともあります。これを「内部結露」といいます。水蒸気を含んだ暖かい空気が壁の中を通る際、冷たい外壁材の内側で冷やされて結露してしまうのです。この「内部結露」が特にお家に被害を与えます。一般的に使用されている繊維系の断熱材では、腐食の進行が非常に速いので注意が必要です。一方で木づつみのお家づくりで使用しているスーパーウォールは水を吸収しない素材であり、メーカーから「35年無結露保障」が約束されているため安心です。また結露が発生すると建物だけでなく、家具が黒ずんで腐食したり、家電がサビついたりなど家財に影響が及ぶこともあります。湿った木材はシロアリが好むため、シロアリ被害が発生する場合もあります。
そうなってしまうと、お家の基礎などの重要部材にまで被害がおよび、耐久性や強度が落ちてしまいます。
*スーパーウォールで建てた築20年のお家の解体時の写真
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結露を防ぐ対策
では、このような悪さをする結露はどのように防げばよいのでしょうか。具体的な対策を解説します。
1温度差への対策
まずは、室内で温度の低い場所ができないようにすることが重要です。結露の原因である温度差を減らすことで、発生を防げます。具体的には、最も結露が発生しやすい窓には、シャッターを取り付け外気の影響を減らします。また、室内側に窓をもう一枚追加するリフォームを行うことで、新しい空気層を作り室内と室外を分ける構造にすることにより断熱効果があります。2024年は、内窓設置に対して国から大型補助金が出ており、最大で50%相当になるためリフォーム工事を検討されている方には特におすすめです。
室内の温度を均一にすることができ、押し入れ(クローゼット)内や家具裏などの結露の発生を抑えることができます。
2換気による対策
換気効率をよくすることで外の乾いた空気を室内に取り込み、室内の湿気を減らすことができます。湿気は結露の原因となるため、換気を行い湿度を下げることは結露対策として有効です。特に料理中や洗濯物の部屋干し、お風呂を使用した後は湿度が高くなるため、ドアや窓を開けたり、換気扇を回したりすると良いです。また、壁内の結露を防ぐためには断熱材を高気密、高断熱にすることで換気効率をあげることが効果的です。
*お家の換気については、こちらのコラムで詳しくご紹介しています。ご一緒ご覧ください。
高気密住宅における換気の大切さとは? | 東村山の工務店 大黒屋「木づつみ」 (daikokuya-home.com)
3湿気対策
ご自宅で、簡単に湿気を取り除く方法もあります。除湿器を使用したり、押し入れ(クローゼット)や家具に除湿剤を置くことです。暖房で室温を上げている間は、空気中に含むことができる水蒸気が増えていきます。そこから室温が下がっていくと、空気中に含むことができる水蒸気量が減り、湿気が増えていきます。除湿器は、この室温が下がるタイミングで使用すると効果的です。
4観葉植物にも注意
お家の中で観葉植物を育てている方は植物からの湿気にも注意が必要です。植物は根から水分を吸い上げ、葉っぱにある気孔から空気中に排出するため、観葉植物や花瓶に生けた花も、室内の湿気上昇につながります。対策として、湿気がたまらないように風通しのよい場所に置き換えることがおすすめです。置き換えが難しい場合は、置いている部屋の換気をこまめに行うとがよいです。また、複数の植物がある場合は、一部屋に集めず、分散して置くことで影響を小さくできます。
・まとめ
今回は結露の原因と被害、その対策について解説しました。結露による健康被害、お家の被害に悩まされないようにするためには、原因を理解し、対策することが重要です。そうすることで、満足度の高い、「幸せ」な暮らしの実現に近づきます。結露のない住宅へのリフォーム、これからマイホームの購入を検討している方は、結露がなく家族の健康とお家の健康を守る、高断熱・高気密の高性能住宅を検討してみてください。
木づつみでは、スーパーウォール工法による高断熱・高気密を標準性能としています。モデルハウスでは、そんな木づつみのお家が体験でき、実感して頂けますので、お気軽にいらしてください。
心よりお待ちしております!