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仮住まいって何?建て替え時の仮住まいの種類とそれぞれのメリットを解説!

2023.07.14

テーマ: コラム 

家の建て替え時に、必要に応じて一時的に仮住まいで生活する場合があります。
仮住まいにはどのような種類があるのか、また種類ごとのメリットやデメリットを解説していきます!

仮住まいとは…?

仮住まいとは、建て替えやリノベーションで大規模な工事が入るため自宅に住めないという時などに、一時的に住むための家のことです。例えば、基礎工事から行う場合や水回りが使用できない場合などが当てはまります。建て替えのように長期間必要な場合もあれば、リフォームのように短期間だけ必要な場合もあり、工事の規模で期間は異なります。仮住まいの種類は多くありますが、ホテルや賃貸、ウィークリーマンションなど種類によって、料金や間取りも異なります。

仮住まいの種類

仮住まいには主に4つの種類が挙げられます。①ホテル②賃貸マンション③ウィークリーマンション④工務店が用意している仮住まい用の住宅です。それぞれの特徴を理解し自身の状況や条件にあった種類を選択する必要があるでしょう。ここでは、4つの種類のメリットとデメリットについて解説していきたいと思います。

ホテル

ホテルを利用したときのメリットは、賃貸などと違い審査や契約がなく初期費用もかからないため、気軽に利用できる点が挙げられます。家具を用意する必要もないため、着替えなどの身の回りのものだけで移動できますし、滞在中に自身で掃除をする必要もなく、比較的楽に生活できるでしょう。
反対にデメリットとして、料金が高くなる可能性があることが挙げられます。滞在中の公共料金の支払いは発生しないものの、炊事洗濯はできないので食事は外食のみ、1日あたりでの料金計算となるので、建て替えなどの長期間の利用の場合やシーズンによる変動によって費用が高くなってしまう可能性が大きいです。さらに、荷物を倉庫などに預けた場合はその費用も別途かかります。また、基本的にホテルは観光などの短期間の滞在を想定しているため部屋が狭いことが多く、家族での長期利用はやや手狭に感じられるかもしれません。

長期間の仮住まいとしてホテルは不向きですが、数日の利用であれば、気軽に利用できる点や滞在中の快適さ、費用も他と比べて安くすむ可能性が高いということからおすすめの仮住まいと言えるでしょう。

賃貸マンション

一般的な賃貸マンションを利用する選択肢もあります。
賃貸マンションを利用したときのメリットは、ウィークリーマンションなどと比較して物件数が多く、間取りや広さも含めて選択肢が広いことが挙げられます。長期間の利用や家族で生活する場合には、立地や好みの条件にあった物件を選ぶことができるため快適に生活することができるでしょう。
反対にデメリットとして、他の種類と比較して費用が高くなる可能性が大きいということです。家賃や敷金・礼金・不動産仲介料など初期費用に加え滞在中の公共料金の支払いが発生します。また、物件の契約期間によっては短期違約金が発生する可能性もあります。賃貸物件を仮住まいとする時にはしっかり確認をしておく必要があるでしょう。

費用の面では比較的高くなるかもしれませんが、長期での利用やお子さんがいらっしゃるご家庭の場合は、間取りや立地の希望が叶えやすく選択肢が広い賃貸物件がおすすめと言えるでしょう。

ウィークリーマンション

ウィークリーマンションとは賃貸マンションを1週間単位で借りることができる物件のことです。ウィークリーマンションを利用したときのメリットは、賃貸マンションよりも契約が簡単で、ホテルよりも自宅のように過ごせることが挙げられます。ウィークリーマンションは賃貸マンションよりも入居審査が緩い場合や、敷金礼金がなく初期費用が安くすむ場合が多いです。また家具家電が備え付けの物件も多いので炊事洗濯を自身ででき自宅のように過ごすことができます。
反対にデメリットとして、家事を自身で行うため数日の利用には不向きであることや、入居審査が緩い代わりに様々な人がおり、住民トラブルが発生することもあることです。さらに現在のウィークリーマンションは単身者向け物件が多いため、立地などを考慮すると選択肢の幅が狭く、実際に借りられる物件が少ないこともデメリットと言えるでしょう。また必ずしも延泊できるとは限らず、そのような物件だと工期が伸びた場合にはほかの物件に移る必要があります。

初期費用が安い代わりに賃貸マンションよりも家賃設定が高い場合もあります。しかし、家具家電が備え付けられていることや、公共料金が家賃に含まれているケースがあることも考慮する必要があるでしょう。契約日数によってはホテルよりも高くなる可能性もあるので、事前にしっかりと比較しておきましょう。

工務店が用意している仮住まい用の住宅

最後は、工務店が用意している仮住まい用の住宅を利用する選択肢です。こちらを利用したときのメリットは、敷金礼金がなく初期費用が安くすむ場合や、賃貸マンションのように短期違約金が発生しない場合が多いことです。また賃貸マンションやウィークリーマンション同様、自身で炊事洗濯ができるため自宅のように快適に過ごすことができるはずです。ホテルやウィークリーマンションと違い工期が伸びた場合に、急いで他の物件に移動しなければならないということもありあせん。工務店によってサービスは様々ですので事前の確認は必要ですが、他の種類を利用する場合と比較して柔軟に対応してもらえる可能性が高いでしょう。
反対にデメリットとして、立地や間取りの選択肢の幅がほとんどないことが挙げられます。工務店が用意しているもののため、賃貸マンションより好みの条件で選ぶということは難しいでしょう。また用意している物件が少ない場合は必ず空きがあるとは限らないので利用できない可能性もあります。

長期間の利用や費用を重視する方の場合はおすすめですが、空きがあるのかどうか、間取りや立地条件が悪くないかを事前に確認する必要があるでしょう。

それぞれの仮住まいにおいてかかる費用はどれくらい?

4つの種類のメリットとデメリットについて解説してきましたが、実際に費用はどのくらいかかるのでしょうか?
基本的に建て替えの工事にかかる期間は約5~8ヶ月です。仮に6ヶ月間とした場合、初期費用や家賃、引っ越し費用など総合して計算すると、

① ホテル:約180万円
② 賃貸マンション:約150万円
③ ウィークリーマンション:約130万円
④ 工務店が用意している仮住まい用:約90万円

となります。
しかし、例えばホテルの場合は設備面のメリットからも短期利用者向けですので、費用の面で言えば比較的高いですが、必ずしもおすすめでないとは言えません。メリット・デメリットの解説でも言いましたが、契約日数によっては安くすむ場合もあります。
仮住まいを決める際には、それぞれ自身の条件で計算して検討されたほうが良いでしょう。

まとめ

建て替え時の仮住まいの種類のメリットとデメリットについて解説しました。
期間や立地、費用など条件によってご自身にあった種類を検討する必要があります。
仮住まいは一時的に生活するための住居とはいえ、快適な環境は維持しておきたいですよね。条件によってそれぞれ良さがありますので、こちらの記事を参考にしながら後悔しない仮住まい選びをしていきましょう!
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