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「吹抜けを囲む家」進捗③ 気密測定

2023.11.14

テーマ: スタッフブログ 

本日は「吹抜けを囲む家」進捗レポート③です。こちらのお家では先日、気密測定を行いました。

結果はC値0.22

この数値は一般的な消しゴム2個分のサイズです。

木づつみでは断熱材としてLIXILのスーパーウォールを使用しています。そしてLIXILではC値1.0を基準としていますが、これはハガキのサイズと同じくらいです。
(出典:LIXIL|スーパーウォール)

こうして考えてみると0.22の性能の良さが伝わるのではないでしょうか?
過去の気密測定では隙間がなさすぎて測定不能の時もあり、そういった場合は数値を出すためにあえて小さい隙間を作るそうです。
いかに隙間を無くすかという中で、あえて隙間を作る状況があるとは…と初めて聞いたときは驚きました!

気密性の高さは、断熱材の種類やサッシの種類はもちろんですが、大工さんの技術力も大きく影響します。
また一般的には気にしないような細かなところにも、隙間を作らないようにしています。

こういった細かな部分を、構造見学会では実際にみていただくことができます。
気になる方はぜひ構造見学会にご参加ください!
また、C値についてはこちらの記事でも触れていますので併せてご覧ください。
高気密・高断熱って何?判断するための基準を数値を使って解説!

こちらのお家でも11月上旬に構造見学会を行いましたが、こちらは準備をしている時の様子です。

左上や右下の床のあたりに、太陽の光が差し込んでいることが伝わりますでしょうか?この日はお家の奥まで届いていました。
吹き抜けの上部に設置された採光窓から差し込んでいます。

この時の太陽高度を東京(北緯36度、東経140度)で調べてみたところ約35度でした。これは冬至の南中高度と同じくらいの角度です。
つまり、冬の間の太陽の高さでもしっかりお家の中まで太陽光が入る設計になっているのです。
このお家では、完成したら白い机を置いている部分にキッチンとダイニングが設置されます。
冬、お休みの日、気持ちの良い日の光とともに夫婦で仲良く昼食を食べている様子が目に浮かびます。

そして反対に、夏至の南中高度は約80度です。
夏は太陽光が奥まで届かないような高さに窓を設置しているため、太陽光によるお部屋の温度上昇は少なくなります。

12月中旬に、実際にどのあたりまで太陽光が差し込むのかぜひ確認したいと考えています。楽しみにしていてくださいね。